こんにちは、モリアメです。
先日の大阪の大きな地震(2018年6/18)の影響で、多くの猫が慌てて外に飛び出してしまって行方不明になったという話を聞きました。
猫ってほんと、地震とか天災を怖がりますよね。。
うちの猫も、棚の上のものが落ちてくるわ、揺れるわ、緊急地震速報の音が怖いやらで大パニックになってしばらく洗面台の上から降りてきませんでした…。
ビビりすぎてここから降りれなくなった人。 pic.twitter.com/x0MABYuj8i
— 森 雨@ACメンタルブロガー (@moriame25525) 2018年6月17日
よっぽど怖かったんでしょうね。
しばらくしっぽがタヌキみたいになっていて、以来スマホの地震速報の音を鳴らすだけで(ブァン!ブァン!っていうやつ)めちゃくちゃあたふたするようになりました…(悪いけどちょっと笑えます)
個人的な見解ですが、犬より猫のほうが危機管理能力すごいですよね。
義実家の犬は地震のときは何が起こってるの?って感じでポカンとしていたそうです。
とはいえ、実際にペットに慌てふためいて脱走されたら大変です。
うちは猫に5回くらい脱走されたことがあり、マンションに引っ越してからも2回脱走されました。
マンションは4階なので、さすがに焦りました。(以前は1階だった)
しかもそのときは玄関からだったので、階段を使って上り下りしまくるだろう。
(もしかしたらもう帰ってこないかも)と覚悟したくらいです。
でも、どちらも2、3日で無事帰還しました。
今回は猫が脱走したときにうちでしたこと・探し方のポイントなどをお伝えします。
これを読めば目下捜索中の方に役立つことはもちろん、
今後災害や脱走時にすぐ対処できると思います!
【脱走猫の探し方】まず飼い主ができること
ちょっとした隙に猫は脱走します。
うちの猫なんて、臆病なくせにいつも外の世界への好奇心がすごいので常に(どこから外に出ようか…)と探っています。
だから例えば災害時でなくとも、
- 宅配便が来たとき(受け取りの最中に脱走)
- 子どもが玄関の戸を開けっぱなしにしちゃったとき
- 窓をうっかり開けっぱなしにして出ちゃった!
- 掃除の最中にドア・窓を開けて油断した
- とにかく何かの業者が来て臆病な子がパニックに
などなど。
原因は色々ありますし、防ぎようもない不幸もあります。。
後悔しても遅いので、とにかく探す!家に連れ戻すことに全力を尽くしましょう。
【脱走猫の探し方①】玄関を開け放つ
猫がいなくなったら。
まず、玄関を開け放ちます。
例えばうちはマンションなので、玄関には網戸もついていますが網戸無しで開け放ちます。
物騒だろ!とか色々考えますが、とにかくこれが効くんですよ。
その際には玄関先に貴重品やバッグなどは置かないように気を付けてください。
近所の方は(あら、開けっ放しになってるわ…)と心配するかもしれないので必要があれば紙に「ペットの猫が脱走し、捜索のためドアを開けています」とひとこと書いておくといちいち聞かれたりしなくて済みます。
リビングに通じるドアは閉めておいて大丈夫です。
とにかく玄関を開けておくことです。
どうしても不安なら、玄関に誰か交代で待機するようにしてください。
【脱走猫の探し方②】玄関先に猫のトイレを置く
次に、猫のトイレを玄関先に置いておきましょう。
ドアのところです。
猫は自分の匂いに一番安心します。
どこかで自分以外の匂いを嗅ぎまくっているはずなので(ここにあんたの居場所があるよ~)って教えてあげるために置いておきましょう。
その際に間違った捜索方法でありがちなのが、エサを置くこと。
「お腹を空かしていたら可哀想」とエサ皿を置く人もいますが、あれはやめたほうがいいです。
なぜなら、猫が気づかないうちに帰ってきた際ご飯に飛びついて食べ、またどこかへ去っていくこともあり得るからです。
少々酷ですが「ご飯は家にしかないよ!」というメッセージを伝えるためにもエサを置くのはおすすめしません。
【脱走猫の探し方③】脱走した猫を捜索するなら夜に!
今まで数回脱走させた飼い主からすれば、昼間にあわてて名前を叫びながら探してもまあ100%見つかりません。(たとえ見つかっても興奮した猫はうまく捕まえられません)
もし探すのであれば、夜暗くなってから探しましょう。
懐中電灯を持って、近所迷惑にならない程度に時々小さい声で名前を呼びましょう。(大きい声で呼ばなくても猫は充分聞こえる)
室内飼いの猫は脱走してもたいして遠いところへは行ってません。
うちの場合、100メートル圏内にいたことが多いです。
例えばマンションだったらマンションの敷地内にいるし、近所に駐車場・公園があればそこにいます。
住宅街なら他のお宅の軒下か車の下が怪しいです。
懐中電灯をそっと照らしながら探してみましょう。
また、雨の日はチャンスです。
基本的に猫は肉球が濡れるのが嫌なので濡れない場所にいるはずです。
露骨に「○○~」と名前を呼んで探していたら怪しまれることはあまりないです。
むしろ「猫ちゃんが逃げたの?」と同じく猫の飼い主が気を遣って自宅周辺を探してくれるなんてこともあります。
…が、あまり大人数で探したり派手に探すとまた引っ込んでしまうのでコッソリ探すのが良いですね。
二人か三人でちりぢりになって探すのがベストです。
【脱走猫の探し方④】3日経っても出てこない!捜索願いを出そう
3日くらい待って出てこないなら、いよいよ捜索願いを出します。
マンション住まいなら、マンションの掲示板に猫の写真と特徴等を書いた紙を貼らせてもらいます。
あとは近所の掲示板に貼り、探しながら近隣のお宅にポスティングします。
近所の公園によくいるお年寄りやペット連れの人に声をかけてチラシを渡すのも効果的です。
あと、近隣の獣医さん・かかりつけの獣医さんのところでもチラシを貼ってもらっておいてください。
ちなみに、迷子猫のチラシのフォーマットはパソコンで無料で手に入ります。
>>迷い猫チラシの作り方【ネコジルシー猫好きのためのSNSコミュニティ】
また、沢山印刷したい場合や自宅にプリンターやパソコンが無い場合は専門の業者に依頼することも出来ます。
3日以上帰らない場合は、遠くに行っている可能性もあるし、もしかしたら不幸にも事故に遭っている可能性も十分あります。
あと、最後に忘れずに警察に連絡するようにしてください。
(時期を過ぎてしまい処分されてしまう可能性があります!)
【脱走猫】雨の日、自分から帰ってきた!
うちの猫は、私たち夫婦が探しに探し、結局
「もう探せるところは探した。慌てず騒がず待ってみよう」
と言い出したときに開け放った玄関から夜中に「そー…っ」と帰ってきました。
恐る恐る自宅の廊下を歩いているそばを通り、またこちらもそーっと後ろに回って玄関を閉めました。
3日ぶりに帰ってきたうちの猫はお腹がぺこん!とへこんでいて、外では何も飲み食いしていなかったことがわかりました。
リビングに入れてやると、安心したように横になりました。
慌ててエサ皿に山盛りのカリカリを入れると嗅いではいましたが食べてはいませんでした。
多分、相当弱ってしまって食べる元気も無かったんだと思います。
水分も取れてないようなので、買い置きの缶詰(彼女お気に入りのテリーヌ仕立てのもの)にぬるま湯をかけてほぐし、エサ皿に入れてやるとしばらくして勢いよく食べ始めました。
そして、カリカリには大好きなちゃおちゅーるをかけて置いてやり(腎臓が悪いので自粛していたけど)触れずにそっとしておいてやりました。
翌朝にはきれいさっぱりお皿はカラになり、いつものように毛づくろいをしている愛猫の姿がありました。
【脱走猫の探し方】重要なことは慌てないこと。根気強く待つこと。
猫が脱走すると、確かに飼い主にとってはパニックになります。
うちのように猫を「猫」として扱っているうちではまだしも、我が子のようにかわいがっている人にとってはもう泣きながら探していることと思います。
辛いですよね…わかります。
しかし、慌てても、泣いても、見つかるときは見つかります。
うちの猫は(多くの猫がそうであるように)とにかくビビりな上に気性が荒いので、実際に見つかってもなかなか捕まえられません。
一度夫が無理やり捕まえましたが、夫が血だらけ・猫がマーキングの臭いのをまき散らしてほんと散々な目に遭っていました。
「猫は家に帰る方法を知っている」「家の場所を知っている」と聞きますが、これは本当です。
だから、飼い主の声やにおいを見つけたら多くの場合、じきに帰ってきます。
猫を呼び戻すにはとにかく出来るだけのことをして、待つことが重要なんだと思います。
モリアメでした。
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